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エステティックグランプリ理事長の任期を終えます。

2015年04月17日

 

「エステティシャンたちを輝かせたい」

「エステティック業界をよくしたい」

「一人でも多くの人に、エステティックの素晴らしさを知ってもらいたい」

このような「想い」を持って、5年前に、有志7人が集まり、

志田初代理事長を中心に、エステティックグランプリが立ち上がりました。

 

「共に学び、共に成長し、共に輝く」

この理念のもと、大会やエステ感動物語、地域勉強会を開催し、

エステティシャンを輝かせること、

そして、それまで横のつながりが少なかったこの業界に、

サロン同士、エステティシャン同士が切磋琢磨しながら、

学び合う文化が、根付くことを願い、活動してまいりました。

 

お互いの良いところは真似、お互いに困っているときは

手を差し伸べること。そんな横のつながりを持つことで、

業界全体の成長、発展が担えると信じていたからです。

 

そして、前年度の第4回大会で、私が理事長に就任し、

「未来」というテーマを掲げたときに、業界が抱える諸問題に直面し、

自分たちの業界の未来を、自分たちで創っていくため、

新たな3つの取り組みを始めました。

 

それが、未来のエステティシャンたちを育てるスクールとの連携、

業界の社会的信用をさらに上げて行くためのコンプライアンスの浸透、

そしてエステティシャンたちが、現場で即活かすための知識向上への取り組みです。

 

第5回目となる今期は、「進化」というテーマを掲げました。

「未来」を見据えた上で、エステティックサロンが、

エステティシャンが、そしてエステティックグランプリが

どのように進化していくべきなのか。このことを考えた結果生まれたのが、

全国7箇所での「エリアファイナル」の開催です。

 

「1人でも多くのエステティシャンを輝かせたい」

この想いのもとに開催したエリアファイナルには、

全国で約1500人の方にご来場いただき、

エステティシャンたちの頑張りや、その取り組む姿勢を

観ていただきました。

 

私も各地域のエリアファイナルに足を運び、

たくさんの「素晴らしい瞬間」を目の当たりにしました。

頑張って競技に挑み、嬉し涙、悔し涙を流すエステティシャンたち

真剣な眼差しで、競技を見つめる応援団

お母さんの頑張る姿を観る子供たち

担当エステティシャンを応援するサロンのお客様

そして、お互いライバルでありながら、手を握り合い、お互いを讃え合うエステティシャンたち。

 

そのような素晴らしい光景を見て、私は再確認しました。

エステティック業界をよくすることに近道はない。

エステティックの素晴らしさを伝えていくことにも近道はない。

実直に取り組み、1人でも多くのエステティシャンを輝かせて行くこと。

「共に学び、共に成長し、共に輝く」

この理念に沿った活動をし続けること。

これこそが「私たちにしかできない、そして私たちに課せられた使命」なのかもしれません。

 

エステティックグランプリの発足当時は、

どんなに一生懸命想いを伝えても、

「どうせ仕組まれているのでしょ」

「なんか怪しいよね」

「何か裏がありそう」

と誤解される日々で、

悔しい思い、歯がゆい想いをたくさんしてきました。

 

「いったい何のために始めたのか」

という原点さえも忘れそうになるほど、前に進んでは後戻り。

そんな時期が続きました。

 

「共に学び、共に成長し、共に輝く」

エステティックグランプリは、この理念を掲げていますが、理事長である私が「その理念の意味」

一番学ばせていただいたかもしれません。

 

この2年間で私が一番学んだこと。

それが「想いの持つ力」です。

 

どのような商品でも、どのようなサービスでも、

また会社でも、初めは

「こういうものがあったらいいな」

「こうあってほしい」

という誰かの想いから生まれています。

 

エステティックグランプリも、設立当初は何の形もなく、

ただ純粋に

「エステティシャンを輝かせたい」

「エステティック業界をよくしたい」

という7人の想いから生まれています。

 

エステティックの仕事も同じかもしれません。

「お客様のお肌や体をこうして差し上げたい」

「お客様を笑顔にして差し上げたい」

そのような想いがエステティシャンの手に乗り、

お客様に結果を導く。そう思うのです。

 

想いが伝わらず、大切な人を失うこともあります。

それでも逃げずに前に進む。

 

想いを貫く覚悟を持ったとき、

いつか必ずわかってくれる、

いつか必ず応援者になってくれる。

何年かけても、諦めずに想いを伝え続けること、

行動し続けること。

私は、そのことが「進化」に繋がる大切なこと。

そう思っています。

 

エステティックグランプリは、何もない0からスタートし、

共感してくださる方々や、全国の実行委員が

想いを語り続け、たくさんの業界関係者に

関わっていただける団体になりました。

 

「今まで誤解していたけど、実行委員の方々の

活躍を見ていてやっとわかったよ」

「業界をよくしたい、その取り組みは本気なのですね」

そう言っていただける機会も増えてきました。

 

そして今期、この大会に経済産業省様の

ご後援をいただきました。

私たちの想いが伝わったこと。本当に嬉しく思っております。

 

私には、未来のエステティック業界に、強い想いがあります。

1人1人に、当たり前に「専属のエステティシャン」がいる。

世界中から「エステティックといったら日本だよね」そう言われる

学校の先生や親御さんが「エステティシャンになったらどう?」と勧めてくる。

「エステティシャンの仕事をしています」そう答えると、「わー、すごいね」とみんなに言われる。

10年後、20年後、「私、エステティシャンになりたい」と子供たちが目をキラキラさせて言っている。

私は、そんな業界を創っていきたいんです。

 

エステティックは、日本中に優しさのきっかけを創っていく仕事。

エステティックは、お客様の人生をも変えるほどの仕事。

エステティックは、仕事を通じ、いつまでも成長できる誇り高き仕事。

 

そんなエステティック業界を創っていくために、

エステティシャンは、目の前のお客様1人1人に想いを込めて接して欲しい

自分の想いを勇気を持って伝えてみて欲しい

想いが伝わらなくても、語り続けて欲しい、行動し続けて欲しい。

そして、自分を変化させることに勇気を持ってほしい

 

そんな1人1人のこれからの行動が、本当の意味で、

エステティックの進化につながる。私は、そう思うんです。

 

私は4月14日付けで理事長としての任期を終えます。

 

嬉しかったこと、楽しかったこと、悔しかったこと、

悲しかったこと。たくさんたくさんありました。

 

この2年間、理事長という大役を任せていただき、

本当に素晴らしい経験をさせていただきました。

私は、このエステティックという仕事に誇りを持っています。

そして、このエステティックが大好きです。

 

これまでの想いをこれからの想いに変えて、

次世代につなぎ、エステティックグランプリが10年20年と

成長、発展していけるよう、これからも全国の理事・実行委員たちとともに

突き進んでいきたいと思います。

 

最後に、これまで多大なご支援くださったサポーター企業様、

エステティックグランプリの趣旨に賛同し、エントリーしてくださった全国749サロンの皆様、

エステティシャンたちにたくさんの学びをくださった先生方、

この1年間エステティシャンを輝かせよう、エステティック業界をよくしようと

共に本気で動いてくれた理事・実行委員の皆様、

そしてエステティックグランプリに関わってくださった

すべて皆様に、エステティックグランプリ理事・実行委員を代表いたしまして、心より感謝申し上げます。

本当に本当にありがとうございました。

 

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オーガニックコスメ&エステティックサロン

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www.fruitsroots.com

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代表ブログ

東京・目黒の国産オーガニックコスメFruitsroots(フルーツルーツ )の代表ブログ。代表榎戸の日々の活動やオーガニックへの熱い想いを記事に。

榎戸淳一

榎戸淳一

株式会社ES-ROOTS 代表取締役社長。「国産」「オーガニック」「フルーツ」「ビューティ」を軸に「フルーツルーツ」というブランド名で、プロダクトとサロンを展開している。山野美容芸術短期大学で「サロン経営学」「オーガニックコスメ」の非常勤講師も務めている。

中央大学商学部会計学科卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。「エステティック業界の健全化」に使命感を感じ、エステティック業界のコンサルティングを立ち上げる。2009年8月同社退職後、オーガニックコスメの魅力に惹かれ、新しいエステティックサロンを追求するため、株式会社ES-ROOTSを立ち上げ、代表取締役に就任。2010年1月に東京都目黒区にオーガニックコスメ&エステサロン「フルーツルーツ」をオープンさせる。第2回エステティックグランプリでは、モデルサロン部門、フェイシャル技術部門で2冠を受賞。ビューティーワールドジャパンのメインステージ、たかの友梨ビューティクリニックなど、様々な講演講師も務める。一般社団法人エステティックグランプリの2代目理事長も務めた。著書に「サロンはスタッフ育成で99%決まる」「サロンとスタッフが輝く28+8の成功法則」「愛されるエステティシャンの秘密」がある。

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