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国産オーガニックコスメ&エステティックサロン

Column

フルーツルーツのオーガニックコラム

クリスマスを祝う、優しさのギフト

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1年の終わり、駆け足で過ぎる季節を呼び止めるのは、聖なる夜の歌声だ。
もともとは海の向こうのお祝いだった、クリスマス。
日本でも、欠かせない一大イベントとなっている。

銀座の明治屋がクリスマスに関する商品を売り出したのは、1900年のことだった。
この頃から、イルミネーションが街を彩るようになったと言われている。
百貨店のクリスマス商戦が始まると、キリスト教の信者ではない日本国民も、12月のイベントとしてクリスマスを楽しみ始めたそうだ。
1950年頃に登場したクリスマスケーキは、砂糖をまとったフルーツケーキのようなものだったという。
今ではお馴染みの生クリームや華やかなデコレーションケーキとは違って、シンプルなケーキだったようだ。
大人たちが贅沢をするお祝いだったクリスマスは、時代とともに少しずつ変化してきた。
夜景を見ながら特別なディナーを楽しむ、恋人同士のクリスマス。
そして、あたたかい我が家で過ごす、家族とのクリスマス。
高価なジュエリーやブランドもののマフラーも良いけれど、今だからこそ心と体が喜ぶプレゼントを贈りたい。
そんな今年のクリスマスには、フルーツルーツのギフトがぴったりだ。

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香りは、華やかなRomantic。
友人、恋人、家族にも喜ばれるクリスマスギフトセットは、ハンド&ネイルクリームと、リップバームだ。
シア脂、ホホバ油、シラカバ樹液といった保湿効果の高い成分が配合されたハンド&ネイルクリーム。
冬の乾燥からお肌を守る、しっとりとした使い心地が嬉しい。
クレイによるマットな仕上がりはべたつきがなく、毎日使いたくなる一品。

リップバームには、国産のミツロウが使われているのが特徴だ。
ツバキ種子油、ヒマワリ油、コメ胚芽油など口に入っても安全な原料にこだわり、潤いのある唇に整えてくれる。
目元や爪、髪の毛にも使うことができるから、バッグにひとつ入れていれば乾燥対策はばっちり。
ダマスクローズの優しい香りは、冬の日々をゴージャスに彩る。

 

もうひとつ、日本とクリスマスを繋ぐお話がある。
「オレンジ・クリスマス」と呼ばれる、カナダの風習だ。
冬の時期に味わえるフルーツがなかったカナダで、日本の温州みかんが輸入され始めたのがきっかけだったそうだ。
この温州みかん、「聖なる果実」という素敵な呼び名をもらい、クリスマスには大切な人へのプレゼントとして用いられるようになった。
日本では見慣れている温州みかんの橙色は、遠い国の、凍てつく冬を照らす明るい光のよう。
カナダのクリスマスを彩るその灯りは、日本から届いた「オレンジ・クリスマス」なのだ。
フルーツルーツのRefresh Lineの製品は、レモンとオレンジの爽やかな甘さがかぐわしい。
新鮮な驚きを届けてくれる、そんなクリスマスギフトとして注目したい。
「イエス・キリストの誕生を祝う」という本来の意味合いが薄れている。
そう言われることもある、日本のクリスマス。
呆れたものだと言うなかれ、日本のクリスマスにだって特別な意味合いがあるのだ。
恋人を、家族を、友人を思いやり、優しさあふれる1日をともに過ごす。
風の冷たさに身を竦めても、あたたかい部屋には眩いクリスマスツリーとご馳走が待っている。
今年もそろそろ、プレゼントの準備をはじめようではないか。


<クリスマスコフレ 2021>
https://www.fruitsroots.com/cosmetic/christmas2021/

(神谷麻衣子 エッセイスト 大手劇団を退団後、劇団在籍中に機関誌のコーナーを長きにわたり執筆していた経験を活かし、現在はコラムニストとして活動。様々なコラムやエッセイを、独自の視点で書いている。)
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