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国産オーガニックコスメ&エステティックサロン

Column

フルーツルーツのオーガニックコラム

フェアトレードとは?

 

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皆さんは、フェアトレードマークを見たことはありますか?


近年、耳にする機会のある「フェアトレード」。
聞いたことはあるけど、それがどのようなものなので、誰のためのものか知っていますか?
今回は、この「フェアトレード」についてご紹介したいと思います。


 


|フェアトレードって何?


フェアトレードとは、日本語に直訳すると、「公正な貿易」という意味。発展途上国などの製品を公正な価格で取引をする事で、貧困に苦しむ人々の生活を支援し、世界の貧困差をなくそうとする運動のこと。事実、発展途上国などでは公正な取引などが行われていない事が多いのです。


 


|なぜフェアトレードが始まったのか?


私たちの生活にとても重要な、食や衣服。
それらのものが世界中から日本に輸入され、私たちの生活資源となっています。
それらの物資のほとんどは、私たちの手に取りやすい価格でお店に並んでいると思います。


では、どのようにしてそれが可能になっているのか。誰が作っているのでしょう。
その裏には、アフリカ、アジアなど貧困な環境の中で働いている人々がいるのです。
働いても、働いた分だけの正当な賃金がもらえずに苦しい生活を強いられている人々がいるのです。


この問題を、解決し、世界の人々が平等に暮らしていくために「フェアトレード」が始まったのです。


フェアトレードの歴史には様々な説がありますが、一説では、1946年に「メノナイト中央委員会」という団体でボランティアをしていた女性がプエルトリコの貧しい女性たちのため、彼女たちが作った商品をアメリカの教会で販売したことから始まったとされています。


 


|フェアトレードラベルって?


このマークは、フェアトレードラベルと呼ばれ、フェアトレードの基準を守った製品としてラベリングされているもの。


オランダから始まったとされるラベル運動は、イギリス、ドイツへと広がり、1997年には各国で行われていた認証運動が国際フェアトレード認証機構(国際的な組織)により統一され管理されるようになりました。


また、2002年以降では、フェアトレードのマークも一つに統一されました。*1
そのため、このマークがついている商品は、発展途上国の生産者と平等な関係で取引がされているという証拠なのです。


悲しいことに、世界にはまだまだ貧困差があるのは事実です。
その問題をどう良くしていくか、何をすれば良いかわからない人は意外と多いのではないでしょうか。


一番は、自分が今できている暮らしに感謝すること。
発展途上国で暮らす彼らがどういう生活を送っているのかという事実を知ること。
買い物する時にマークのついた商品を意識しながら買い物すること。


その一人ひとりの行動が世界中の人々が平等に幸せになる大きな鍵になるのではないかと思います。


フェアトレードは、発展途上国の人々を支援することはもちろん、平等な世界、持続可能な世界を目標にしたとても重要なマークであり、活動なのです。 


*1『これでわかるフェアトレードハンドブック 世界を幸せにするしくみ』
 FINE 編/フェアトレード・リソースセンター 訳/北澤肯 監修 (合同出版)
p23参照 


 


フルーツルーツのおすすめ商品


国産スーパーフルーツ ウェルフェアトレードパウダー「アロニア」
https://www.fruitsroots.com/cosmetic/food/superfruits/aronia/


アロニアはバラ科の果物で、果実は渋みが強く、生食には向きませんが、栄養分が豊富であるため
「スーパーフルーツ」として、様々な分野で注目されています。
フィトケミカル(植物由来の有効成分)の宝庫で、特に、アントシアニンは、他の果実と比較しても含有量が優れています。


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【フルーツルーツ の"ウェルフェアトレード"の取り組み】


ウェルフェアトレードの定義:「Welfare =社会福祉」と「FairTrade =公正な取引」を掛けあわせた造語で、社会的弱者と呼ばれる人たちがつくる国内の製 品やサービスを、適正な価格で購入・利用することによって、当事者の人たちが、 働く喜びと生きがいを持ち、自立できること を支援する仕組みです。


日本には、福祉作業所は全国に1万ヵ所近くあります。しかし、ここでは障害のある本人へのケアが優先されるため、 工賃と呼ばれる給与が、生産性や効率性を追求する民間企業と比べると10分の1以下がほとんどです。


このような福祉作業所のいいところは、「手間をかけられること」。
あまりに手間がかかりすぎて企業ではできなくなってしまった作業や、集中力が必要な繰り返し作業に向いている方も多く、昔ながらの消えゆく手仕事も残されていたりします。


今回、フルーツルーツが依頼している盛岡市にある福祉作業所では、アロニアのほか、採れすぎてしまった野菜、傷りんご、海藻の両端部分などの捨てられてしまう素材も県内各地から集まり、障害のある方たちが洗浄・ドライ加工しています。障害のある人でも個性はさまざまです。
集中力を必要とする細かい作業の得意な人が、その特性を活かしているのです。


 


 

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