実は多くの女性が経験している「尿もれ」。
改善できるのならば、なるべく早く改善したいと思うのが、本心ですよね。
尿もれと一言でいっても様々なタイプがあり、それによって対処法も違います。
まずは、あなたのタイプを知るところから、スタートしましょう!
尿もれの定義は「自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうこと」です。
「尿失禁」ともいいます。
男性より女性の方が多く経験し、成人女性の3人〜4人に1人が尿もれの経験があるといわれています。
尿もれの主なタイプは3つです。1つずつ紹介しましょう。
●切迫性尿失禁
突然我慢できないほど強い尿意を感じ、トイレまで間に合わず、尿が漏れてしまう症状です。
切迫性尿失禁は、脳の障害などの後遺症による神経トラブルが原因である「神経因性」のものと、それ以外のことが原因の「非神経因性」のものがあります。
非神経因性の原因としては、加齢や出産による骨盤底筋のトラブルが挙げられます。
膀胱の容量が極端に少なく、頻尿を伴うことが特徴の、過活動膀胱が起きている可能性があります。
切迫性尿失禁の治療には、「抗コリン薬」や「β3(ベータスリー)受容体作動薬」などの薬物療法が有効とされています。
●腹圧系尿失禁
骨盤底筋の衰えが原因で起こる尿もれです。
重いものを持ち上げたり、せきやくしゃみが出るなど、お腹に力が入った時に尿もれを起こしてしまいます。
出産を機に経験する人も多く、腹圧性尿失禁の9割が出産経験者ともいわれています。
ただ、軽い腹圧系尿失禁の場合は、骨盤底筋訓練をして鍛えることで、改善が期待できますのでのちほどご紹介しますね。
また、肥満の方は減量することで、改善することもありますよ。
●混合性尿失禁
切迫性尿失禁と腹圧系尿失禁の、両方の症状が重なっているタイプです。
骨盤底筋の緩みに加えて、膀胱や尿道の機能が落ちたのが原因です。
尿もれというと恥ずかしくて、なかなか治療を始められない人がほとんどです。
しかし、尿もれは泌尿器科を受診して検査をすることで、原因や重症度を調べることができるんです。
尿もれは薬の副作用や疾病が原因で起こっている場合もあり、放置すると尿路感染を引き起こしたり、腎機能障害に陥ったりすることもあります。
はっきりと軽度の腹圧系尿失禁とわからない場合は、専門医への受診をお勧めします。
軽度の腹圧系尿失禁の方にお勧めの、骨盤底筋訓練の方法をご紹介しましょう。
骨盤底筋訓練は、自宅でも簡単に行うことができますよ。
1.あおむけに寝て、足を肩幅に開きます。
2.リラックスしたら、お尻の穴や膣を意識し10秒締めます。
3.その後10秒緩めて、それを10回繰り返します。
これを1セットとし、1日に5セット行うようにします。
この訓練はイスに座ってもできるんですよ。
イスに浅く腰掛け、背中は背もたれにつけず、まっすぐ伸ばします。
前を向き、肩の力を抜いてあおむけの状態と同様に締める・緩めるを繰り返します。
難しい場合は10秒ではなく、5秒でスタートしても大丈夫です。
その場合は20回を1セットを目標にしてみましょう。
筋肉がついてくると、長く締められるようになりますよ。
もし、骨盤底筋訓練をしても改善がみられない場合は、専門医に相談することをお勧めします。
どんなタイプであっても、吸水ケア用品を使用して、清潔に保つことは忘れてはいけません。
吸水ケア用品には、パンツタイプ・パッドタイプ・ライナータイプがあります。
どれを選ぶにしても、軽い尿もれから長時間でも安心のものなど、吸水量を目安にするのが良いでしょう。
また、オーガニックコットンを使用したものもあり、デリケートゾーンにはぴったりですよ。
尿もれは基本的に、放っておいて良くなる病気ではありません。
しかし、適切に対処すれば治る病気でもあります。
気になることがあれば、なるべく早く専門医に相談してみてくださいね!
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