「男性不妊」という言葉をご存じですか?
「男性不妊」とは、不妊の原因が男性側にあることを指します。
以前は不妊は女性だけに問題があるといわれていましたが、実際は不妊で悩むカップルの半数近くが、男性不妊であるともいわれています。
男性不妊の原因は、その多くがまだ謎に包まれており、原因不明であるケースが、半数を超えているのが実情です。
はっきりしている原因としては、精子がうまくつくれない「造精機能障害」や「ED(勃起不全)」、「射精障害」などがあります。
造精機能障害はさらに、精子が見つからない「無精子症」、通常よりも精子が少ない「乏精子症」、精子の動きがよくない「精子無力症」など、いくつかのタイプに分類されます。
しかしどんな原因であっても、妊活で悩む多くの人は、生活習慣の改善が必要であるケースが多いと考えられています。
少しでも精子の状態を良くするため、生活習慣の見直しをしましょう!
不妊治療中の方も、これから妊活を始める方も、ご自身の(またはパートナーの)生活習慣を見直してみましょう。
喫煙は精子の数を減らし、精子の質も悪化させるといわれています。
実際、喫煙者は非喫煙者と比べると、精子数が15~25%も低下するという報告もあります。
また、喫煙はEDの原因となることもあります。
「百害あって一利なし」といわれる喫煙ですから、子どもを望むのであれば尚更、今すぐにでも禁煙しましょう。
過度の飲酒は喫煙と同じく精子の数を減らし、精子の質を悪化させるので注意が必要です。
一度に飲む量はもちろん、毎日飲む習慣がある人も、せめて3日に1度は休肝日を設けてくださいね。
精子は熱に弱い性質があり、精巣が体温ほどの高い温度になると、精子の数の減少や運動性に支障をきたす可能性があります。
長風呂同様長サウナも、時間や回数に気をつけましょう。
男性の多くが、仕事が忙しいという理由などで夜更かしが続いている状況ではないでしょうか。
また、土日は昼近くまで寝ている人も珍しくないはずです。
そんな生活をしていると、ホルモンバランスが崩れがちで、精子に良い状態とはいえません。
できるだけ早寝早起きを心がけ、朝型に切り替えることをお勧めします。
体を作るものだから、食生活には特に気を遣いましょう。バランスのとれた食事を基本とし、できるだけ添加物を避け、オーガニックなものをチョイスするのがお勧めです。
というのも、環境ホルモンは本物のホルモンの働きをかく乱し、性機能に異常をもたらす可能性があるといわれているからです。
野菜を選ぶときも、残留農薬の心配がないオーガニックなら安心ですね。
加齢とともに、精子の機能は低下していきます。
35歳を境に、機能低下がスタートするともいわれているのです。
ある実験では、適度な運動習慣がある男性の精子を、座りがちな生活習慣の男性の精子と比べると、有意に運動性が高く、正常な形態の精子数が多かったことが判明しています。
年齢に負けない体作りを目指すことで、精子の機能を少しでも長くキープし続けることができるはずです。
肥満も精子の数や質に悪影響を及ぼすことがわかっています。
近年の研究で、平均BMI33のグループが30までダイエットした結果、精子DNAのダメージ度合いを示すDFIの平均値が有意に低下したという結果が出ています。
肥満気味の方はダイエットをするだけで、妊活が成功する確率が上がるのです。
不妊治療はどちらか一方だけが頑張れば良いというものではありません。
女性不妊であっても男性不妊であっても、夫婦で取り組むべき問題です。
しっかりと2人で話し合い、夫婦一緒に取り組んでいってくださいね!
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