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国産オーガニックコスメ&エステティックサロン

Column

フルーツルーツのオーガニックコラム

日本の食料自給率

 現在、日本の食料自給率は、カロリーで計算すると約38%というデータがでています。他の先進国と比較するとかなり低く、穀物の自給率に限ると、世界173カ国中124位です。毎年この食料自給率は、減少傾向ですが、その理由は、食生活が肉類や油脂が増加したということもありますが、畜産に必要な飼料としての穀物や、植物油の原料となる大豆などを生産するには、国土の狭い日本では農地が確保しにくいということもあります。
自給率38%ということは、もしも輸入がすべて停止した場合、単純計算で3人に2人は餓死してしまうということです。もちろんそんなことにならないよう様々な対策が練られていますが、世界的にみれば、開発途上国の栄養不足人口は2010年末で9億2500万人の見込み、同時に世界人口は増え続けています。必要な食糧の供給量に達していないにも関わらず、需要は増加していきます。決して楽観できる状況ではないのです。

また食糧を輸送する距離が近ければ、輸送のためのエネルギー消費が抑えられます。地球環境に対する負荷がそれだけ軽くなります。この考え方を「フードマイルズ」といいますが、「重さ×輸送距離」で数値として表しています。

日本の自給率の低さが地球環境へ、それだけの大きな負荷をかけていることになります。食の安全な未来を実現するためには、より自給率が高い社会づくりが必要です。

フルーツルーツでは、国内工場、国産原料にこだわり、「フードマイルズ」の数値を抑えるとともに、国内の無農薬農家さんとお取り引きすることにより、少しでも食料自給率を上げたいと考えています。
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