友人に勧められて、落合元中日監督の「采配」という本を
読みました。今年読んだリーダーシップ関係の本の中で
一番良かったです。落合監督というと、マスコミの前では多くを
語らない方なので、何を考えているのか分からない部分もありましたが、
この本を読むとよく分かりました。「オレ流」というのが代名詞になっていましたが、
実は組織の中での自分の役割を考えての采配を常にしていたということが
よく分かります。リーダーの仕事は決断をすることですが、どうしても
全ての人がハッピーになる決断をすることはなかなかできません。
それでも決断をして、組織をよい方向に向かわせるのが役割なので、
アンハッピーになる人からどう思われるかなどを考えていては決断ができません。
そこに苦悩を感じるのが定めなのでしょうか。
最近、「自分がどうありたいか」よりも「この組織の中で自分はどういう役割を果たすべきか」を
考えながら常に仕事をしている方に出逢い、とてもよい刺激を受けました。
組織を構成する1人1人がこのように役割を考えながら仕事をしたら最高のチームに
なるのでしょうね。
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