現在通っている日本文化を学ぶスクールの今回のテーマは、
「日本の香力」でした。先生は、430年の香司「香十」代表で劇作家で
日本の香道が初めて世界へ実演紹介された82年、ニューヨーク国連本部の
大ホール舞台の構成演出を担当された稲坂良弘先生でした。
香の歴史を紐ときながら、香木について詳しく学んでいきました。
そして西洋の香水などの液体の文化、日本の香木などの固形の文化、
そしてその融合のお話など、とても興味深いことが盛りだくさんでした。
そして、香が既に平安時代から貴族たちの自己表現として、
ルームフレグランスや衣服や文にたきしめるなどしていたというところが
とても興味深いです。それは枕草子や源氏物語、平家物語などの中にも
出てくるようなので、再度読んでみたくなりました。
そして、室町時代には香道が、茶道や華道と並んで確立されたそうです。
そして最も興味深かったのが、この「香十徳」
感覚が研ぎ澄まされ、身も心も清らかにし、
よく穢れを取り除き、よきう眠りを覚まし、
静けさの中にやすらぎを得、
多忙時にも心を和ます
多くとも邪魔にならず、
少なくとも十分に足りる
年月を経ても朽ちず、
常用しても障りはない
すごくないですか?完璧に香りの本質をついてますよね。
フルーツルーツの化粧品も香りが特徴です。
もっともっと香りについて深く学んでいきたいと思います。
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