奈良ツアーで、オリーブさんから次の目的地に移動するときに
せっかくなので、鹿でも見ていこうと田畑さんが春日大社に連れて行って
いただく途中になぜか交通規制があり、人がものすごく多いので、
聞いてみると、年1回の若草山の山焼きの日だったのです。
ものすごい偶然で、せっかくなので見ていくことになりました。
ニュース等では見たことはありましたが、生で見たのは
初めてでした。最初の30分は花火が打ちあがり、そこから
少しずつ火がついて、一気に山の上へ上へ燃え広がりました。
この日、このタイミングで、この場所に来れたことに本当に感謝です。
若草山の山焼き行事の起源は、いくつかの説あるそうです。
三社寺(春日大社・興福寺・東大寺)の説によれば、若草山頂にある前方後円墳の
霊魂を鎮める祭礼ということ。このほかにも若草山を年内もしくは翌年の1月頃までに
焼かなければ、翌年に何か不祥事件が起こると考えられていたこと。
そして、若草山一帯をめぐる春日大社・興福寺と東大寺の領地争いがもとであること。
あるいは春の芽生えを良くするための原始的な野焼きの遺風を伝えたものであるという説もあるようです。
それぞれの意味を考えると面白いですね。
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