先日、北里柴三郎の生誕の地として有名な、熊本県の小国町へ行ってきました。小国町に自生している小国杉の精油に興味があり、蒸留などを見学させていただこうと思ったところ、なんと杉の伐採から見学させていただきました。
実際に山に入り、今回は2本の杉の伐採を見学させていただきました。1本は重機を使っての伐採、もう一本は従来の人の手でチェーンソーを使っての伐採でした。世代を超えて60年以上育成された杉を切る重みというのを感じました。また、わかっているようでわかっていなかった「年輪」のお話や、「間伐」のお話、「植林」のお話も大変勉強になりました。重機を使うテクニックやチェーンソーで切る工夫など、驚きの連続でした。
そして、伐採した杉の葉や枝を切り取り、蒸留所に運び、粉砕してから蒸留機にかけます。そこから精油と蒸留水が出てきた時は、伐採から見学していることもあり、一際の感動がありました。
そして、蒸留所の隣が、木材の市場である原木市場だったので、こちらも運よく見学させていただきました。生鮮市場や魚市場は見学したことはありましたが、木材の市場があること自体知りませんでした。こちらでは、大きさ、長さ、色、傷などを細かく確認し、ランクごとに分別されており、月2回の原木市で、地元の製材所が買い付けに来るようです。