
今日は、山野美容芸術短期大学での、今期最後の「サロン経営学」の授業をしてきました。15回も早いものです。私は、今期で2期目ですが、今期は昨年のクラスとも雰囲気も異なり、人数も2倍以上になりました。同じ内容を教えるにも、聴く側が変わると、全く別の授業になるということが大きな学びでした。これだけ人数が多くなると、まず顔と名前を一致させるのに最初は苦労し、クラスを1つの空気感にするのが難しくなるものですね。

最終回は、「最後に。」というテーマで一番伝えたいことをまとめて伝えました。それが実は第1回の授業のテーマでもあった「何のために働くのか?」というテーマ。長くエステティック業界にいて、まだまだ新卒で入社後すぐに退職というケースが少なくないのですが、もちろん企業側にも学生側にも様々な原因があり、即解決は難しいのですが、私は個人的に「学生さんの働くことに対する考え方、価値観」という部分を高められれば、少しは解決できるのではないかと感じていました。

最初は「何のために働くの?」と質問すると、大半は「お金のため、生活のため」と答えます。「卒業したら働きたい?」と質問すると、大半は「働きたくない」と答えます。でも、授業を通じて、考え方が少しずつ変わっていった学生さんもいたようで、
「毎回、働くことに対しての意識が変わっていく授業でした」
「楽しい仕事にするか、つまらない仕事にするかは、環境ではなく自分次第という言葉が印象的でした」
「お金のためだけに働くのではなく、人の役にたつために働ける人間になりたいと思いました」
「先生と同じように、働くことが楽しい方が人生も楽しそうなので、私もそれを目指したいと思いました」
「最初の授業と時と今では、何のために働くのかという考え方が少し変わりました」
「自分なりに仕事の仕方を工夫して、楽しみながら働くことができれば、働くことも苦ではなくなり、またそれが評価されたらより楽しくなると思いました」
「何のために働くのかを考えたときに、もちろんお金のためもあるのですが、私は自分がいくつになってもイキイキとした人でありたいからだと思いました」
などなど、嬉しい感想がいっぱいでした。少しはインスパイアできたのかなと、この仕事のやりがいを感じました。

昨年、私の大学のゼミの先生の最後の授業に出席した時の最後のメッセージがこれでした。
The mediocre teacher tells.
The good teacher explains.
The superior teacher demonstrates.
The great teacher inspires.
今、この意味がとてもとてもよく分かります。

さてと、来週の試験を作らないと。
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国産オーガニックコスメ&エステティックサロン
fruits roots(フルーツルーツ)
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