
先日、差し入れでいちご(あまおう)をいただきました。なんと一粒780円。1粒ずつ箱に入って売られているそうです。
フルーツは世界中で売られていますが、ものすごく高級なフルーツがあるのは日本だけのようです。調べてみると、日本の歴史・風土・国民性などが深く関係しているようです。
会席料理で、メニューに「水菓子」と記してあるのを見たことがあると思います。古い言い方でフルーツのことです。フルーツは和食におけるデザートとして、お菓子の扱いでした。甘みが貴重品だった頃から、特に多肉多果汁のものほど貴重な「菓子」でした。
日本では、高級な果物を贈答する文化が江戸時代から存在していました。友人知人・上司・取引先などに、お見舞いやお祝いで値の張る立派なフルーツを贈るのは、日本独特の文化なのです。日本は豊富な水源があるので水分には事欠かず、ビタミンも野菜で摂ってきましたが、海外ではフルーツから水分とビタミン・ミネラルを摂取する意識が高く、フルーツは生活必需品という考え方で、必需品は値段が安くなります。ここに海外と日本のフルーツ価格差がうまれた原因があるようです。
糖度を上げることと見た目をよくすること。これが日本のフルーツ品種改良の目的です。イチゴを例にとると、約20年前の主流は「糖度8度」だったのに対し、最近の新品種は「糖度11~12度」らしいです。今では「一本一果」という栽培法が主流で、ひとつの果樹にたったひとつの果実だけ残すのだそうです。すべての栄養がその果実に集中します。一本一果は自然災害によるリスクや生産量の減少につながりますが、品質と卸価格は非常に高くなります。贅沢品としての品質を求められた結果、フルーツは品種改良が加速し、味と質はどんどん高くなり、それが値段にも比例していったようです。
フルーツルーツはどのように応用するかが問われますね。
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