
先日、岩手県の一ノ関・花巻出張の途中で、1918年設立の世嬉の一酒造さんに見学に行ってきました。この会社は、前職の先輩が4代目として経営しています。

敷地内に入ると、とても雰囲気のある酒蔵がいくつも並んでおり、お話を聞くと、有名建築家によって大正時代に建てられた建物がそのまま受け継がれているそうです。なんと国の「登録指定文化財」らしいです。これらを「守っていく」責任のお話がとても心に残りました。

また、あの井上ひさしとも関わりがあるそうで、敷地内に「文学の蔵」という博物館のようなものもありました。

また、敷地内にレストランもあり、私もお餅の御膳をいただいてきました。一ノ関は、伊達政宗がお餅が大好物だったことから、伊達藩から伝わったお餅の食文化があるらしく、冠婚葬祭や季節の行事などには必ずお餅を食べるそうです。どれも美味しかったのですが、きのこおろしとくるみが特に最高でした。

企業活動を通じて、文化や歴史を発信していくって、本当に憧れます。フルーツルーツも何かできないかととても考えさせられました。酒蔵見学の中で、この会社は日本酒はもちろんのこと、クラフトビールも製造されており、製造工程の説明を受け、とても勉強になることが多く、ヒントをたくさんいただきました。本当にありがとうございました。