先日、社会福祉法人団体の長野県中信ブロックの方々を前に
講演させていただきました。場所が安曇野市役所に隣接している
施設でとても立派でした。
周りも山々に囲まれ、やはり長野の大自然は壮大ですね。
空気もとても美味しかったです。
今回は、工賃(障害を持った方々の給与)向上を目的とした
研修会で、現在全国平均が16000円程しかないらしく、
どのように工賃を上げて行けばよいかをみんなで
情報交換したり、ワークをしながら考えていく時間となりました。
参加されていた社会福祉法人の職員さんは、本当に熱心に
利用者(障害を持った方々)のことを考えておられ、
「工賃向上だけが利用者の幸せではない」ということも含め、
利用者の方々の人生の充実を考えられていたのが印象的でした。
通常の会社であれば、経営陣が社員のことを考え、
従業員がお客様のことを考えるというような役割分担が一般的ですが、
社会福祉法人の場合は、職員さんは、お客様のことだけではなく、
利用者の方々のことを第一に考えているため、取引先やお客様のことまで
手が回らないというのが現実のような気がしました。
商品開発から営業、フォローまで利用者の方々の仕事のできる範囲を
考えながら、担っていかなければならず、もちろんオリジナルブランドも
良いですが、一般企業の安定した仕事の工程の一部を請け負うのも
とても大事だと感じました。でも、ものすごい集中力が必要な単純作業等、
障害を持った方々の方が得意な仕事もたくさんあるということも学びました。
そして、補助金の仕組みも一部変更しないと、
職員の方々も含め、社会福祉法人は発展していかないのかなとも感じました。
今まで、全く接点のなかった業界なので、今回とても勉強させていただきました。
お声掛けくださった羽塚さん、高山さん、ありがとうございました。