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第11回エステティックグランプリ、グランプリファイナルを終えて。

2021年06月03日

昨日は、第11回エステティックグランプリのグランプリファイナルでした。新型コロナウィルスの影響で、前回大会は延期となり、2年ぶりの開催となりました。今回も大幅に大会規模も縮小し、もちろん感染対策をしっかり取りながらの開催となりました。

今回は2年ぶりの開催、またコロナの影響もあったと思うのですが、ファイナリスト10名の表情に今まで以上に強い覚悟を感じました。その自信に溢れた表情を見ているだけで、今日に至るまで、個人個人それぞれのストーリーがあり、想像以上の努力を重ねられてきたことを感じました。

最近個人的に好きな時間は、審査員総評の時間です。このような総評は、当たり障りのない発言になりがちですが、エステティックグランプリの審査員総評は、もちろんお褒めの言葉もいただきますが、それと同じくらい厳しい言葉もいただきます。しかしそこに「共にエステティシャンとしてのレベルを上げていきましょう」という強い愛情を感じるのです。

エステティックグランプリは、今回で11回目の大会となりますが、最初は業界の方々にあまり認めていただけない時期も長く続きましたが、純粋な気持ちで「エステティシャンを輝かせたい」「エステティック業界をよくしたい」と活動を続けたところ、段々と業界の他団体、大手企業、メーカー、ディーラー、周辺業者、スクール、著名な先生方が少しずつ賛同してくださり、協力してくださるようになっていったことが何よりも嬉しいことです。

最後の大杉理事長の総括を聞きながら、今年1年の活動、そして11年間の活動が走馬灯のように思い出されました。結論は、「やっぱりエスグラは最高」だということでした。

どうしてそのように感じるのかを考えてみました。

11年前、エステティックグランプリの設計で一番大事したのは、「自主性の成長サイクルを作ること」でした。人は誰かに言われてとか、指示されてなどのやらされ感ではなく、自主的に取り組んだことが最も成果を発揮すると思い、エステサロンの現場で、「この接客マニュアル通りにやりなさい」「技術を練習しなさい」「カウンセリングを勉強しなさい」ではなく、覆面モニター調査で高い点数を取らないとエリアファイナルに進めない、技術・知識・カウンセリングを向上させないと、グランプリエステティシャンになれないという仕組みにすることにより、多くのエステティシャンたちにスイッチが入り、自主的に会議を開いて、「より顧客満足度を上げるためにどうしたらいいか」を話し合うようになったり、自主的に技術の練習をするようになったり、自主的に勉強会に出席するようになりました。

また、エリアファイナルやグランプリファイナルなどの大会で、ステージで輝くエステティシャンたちを見て、「いつかは自分もあの舞台に立ちたい」とたくさんのエステティシャンたちに「自主性のスイッチ」が入っていると思います。最近の大会でファイナリストになっているエステティシャンの大半は過去に客席から輝くステージを観戦していたエステティシャンです。それはエステティシャンだけではなく、これからエステティシャンを目指す学生さんの多くにもスイッチが入っています。

エステティックグランプリは、こうやって1人でも多くのエステティシャンにスイッチを入れていくことで、自主的に成長サイクルに入るエステティシャンを増やし、その輪をより大きくしていくことで、レベルの高いエステティシャンが増え、結果的にエステティック業界の成長発展に繋がっていくと思っています。

面白いもので、グランプリエステティシャンという一見最終ゴールのような称号を得ても、今度は業界還元という今まで経験したことのない役割が回ってきて、全国様々な勉強会などに講師として呼ばれるようになり、新たな成長サイクルに入っていきます。

そして個人的には、歴代グランプリエステティシャンの中から、たかの友梨さんのように、業界外の人も誰もが知っているスターが生まれ、このエステティック業界を引っ張ってくれる方が出てくることを強く願っています。

少し話がずれてしまいましたが、「共に学び、共に成長し、共に輝く」という理念が深く根付いており、出場者同士であっても、ひがみやっかみなどがなく、他のサロンのエステティシャンも仲間として応援する文化が根付いていることが温かい空気を生み出し、それが「エスグラ最高!」と感じさせるではないかと思いました。

「このエステティシャンという職業をもっと誇りある職業にしていきましょう」という大杉理事長の最後のメッセージ、とても刺さりました。

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代表ブログ

東京・目黒の国産オーガニックコスメFruitsroots(フルーツルーツ )の代表ブログ。代表榎戸の日々の活動やオーガニックへの熱い想いを記事に。

榎戸淳一

榎戸淳一

株式会社ES-ROOTS 代表取締役社長。「国産」「オーガニック」「フルーツ」「ビューティ」を軸に「フルーツルーツ」というブランド名で、プロダクトとサロンを展開している。山野美容芸術短期大学で「サロン経営学」「オーガニックコスメ」の非常勤講師も務めている。

中央大学商学部会計学科卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。「エステティック業界の健全化」に使命感を感じ、エステティック業界のコンサルティングを立ち上げる。2009年8月同社退職後、オーガニックコスメの魅力に惹かれ、新しいエステティックサロンを追求するため、株式会社ES-ROOTSを立ち上げ、代表取締役に就任。2010年1月に東京都目黒区にオーガニックコスメ&エステサロン「フルーツルーツ」をオープンさせる。第2回エステティックグランプリでは、モデルサロン部門、フェイシャル技術部門で2冠を受賞。ビューティーワールドジャパンのメインステージ、たかの友梨ビューティクリニックなど、様々な講演講師も務める。一般社団法人エステティックグランプリの2代目理事長も務めた。著書に「サロンはスタッフ育成で99%決まる」「サロンとスタッフが輝く28+8の成功法則」「愛されるエステティシャンの秘密」がある。

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